ACワインblog

吉祥寺の小さなワインショップによるブログです。

その他

2022/09/19 本日閉店時間を早めます。

皆様こんにちは。

台風が迫ってきてますね。
来るのはわかっていたことですが、被害も各地で出ているようです。
当店はスタッフと御客様の安全を鑑み、本日早めに閉店致します。
18:00までの営業時間となります。
いつも早いだろ!という突っ込みもやはり聞こえてきそうですが、すいません御容赦下さいませ。
本日ご来店をご予定されていた御客様、申し訳ありません。
皆様もお気を付けください。

ACワイン

2022/09/04 9月お休みリマインド

なんだか少し秋めいてきましたかね。
皆様こんにちは、ACワインです。
立ち仕事は足元から!と言う事で、新しい靴紐を試してます。
(御客様がこの靴紐してて、素敵だったので探しました。)
IMG_20220904_124646

可愛いですしきちんと締まるし素敵です。
素敵なんですが、何かに似てる。
あ、むかごだ。

mukago01_1
御存じですか?あの小さな芋みたいなやつ。
そう、あれ。
奇しくも秋の味覚ですね。

それはそうとして、9月の店休日を改めて今一度ご報告します。
月曜日はいつも通り定休として、
再来週、9/12(月)13(水)を連休させて頂きます。

スクリーンショット (75)

宜しくお願い致します。
まだまだ色んな変化が起こっておりますが、めげずに色々新作も来ております。
秋の準備をしつつ、皆様の御来店をお待ちしております。


2021/07/07 営業時間のお知らせ

皆様こんにちは。
7月の営業時間のお知らせです。
7月の通常休日ですと、7/19(月)が祝日でお休みなので営業するのですが
何故かオリンピック連休というなんとも摩訶不思議な連休が発生しているため、
月曜はいつも通り定休を頂戴します。

其れ以外ですと7/27(火)にオリンピックとはなんの関係もなく当店が御休み頂きます。
つまり、

7/5(月 なんともう過去の日付です。すいません)
7/12(月)
7/19(月)
7/26(月)
7/27(火)

が店休を頂きます。
スクリーンショット (41)


写真は新しいお取引先さんから仕入れましたブルゴーニュです。
こちらのお取引さんからの試飲用として大量に仕入て試飲を敢行。
試飲をした全てのラインナップのコンディションの余りの良さに
驚き感嘆し溜息し慌てて注文をしてしまいました。
自分で自分をとめることが出来なかった。
マジでアルマン・ルソー(気を悪くした関係者の皆さんごめんなさい。)を彷彿とさせる触感と軽やかさとアルコールの低さと余韻の乱れの無さ。(*ただし個人の感想です。)
いや~こりゃすごいわ。
じっくりと販売していきたいです。
あ、シャンパーニュもコンディション完璧でした。即決でオーダー。
あ、熟成ボルドーも。
あ、ローヌブランも。
さらにチャコリまで。
既にオーダー済みです。
じっくり最大限に取り扱っていきたい。
コーフンしましたぜ。わたしは。
DSC_0887

2021/1/27  2月の営業日のお知らせ

こんにちは。ACワインです。
未だに2020て打つ癖が抜けません。まだ体が2021に慣れてないのか。
2月の営業日の御知らせです。

スクリーンショット (28)

2月17日にシステムメンテナンスによる全館休業日があります。
それで2/16に店休日を頂きまして、繋げて3連休を頂きます。
しつこくてすいませんが、
2/15(月) 2/16(火) 2/17(水) 

3連休
になります。
あとは基本的に月曜日店休日になります。
が、もう一つイレギュラーな営業週があります。
2/23(火)が祝日のため勿論営業、そして
2/22(月)が祝前日の為営業します。
一見フリースタイル営業に見えますが、
ご要望が高いであろう日には営業し、その次の日をお休みする、という形になっております。
わかりにくいですよね。すいません。
何卒宜しくお願いします!

そして現在スタッフさん募集中であります。
詳しくは以下のURLからお願い致します。
ぎこちない私の笑顔(コロナ前の写真なのでマスクをしていないのが、なんだか感慨深いです)と共にどうぞ。
スタッフさん募集中です







ぴちぴちなオーストリアロゼ「シルヒャー」久しぶりに入荷!

うだるような暑さが続いてます…当方もうだりまくってます。高山です。
そんななか、夏に飲みたいオーストリアのロゼワイン
「シルヒャー」が入荷しました。お前を待ってた。

D8CE90CC-F7A0-4E2D-9EB2-8B7569A0B846

世界一はっきりした酸をもつロゼワイン

「シルヒャー」とは、ブラウアー・ヴィルトバッハーという
オーストリアでも全体の1%しか造られていない黒葡萄から造られるロゼワイン。
誰が言ったか「世界一はっきりした酸をもつロゼ」とも言われており、
かなり濃いめの色合いと鋭い酸が特徴といわれます。
その高い酸を生かすという形で、
故郷のオーストリア南部・ヴェストシュタイヤーマーク地方では
塩気や脂の多い料理のお供として楽しまれているようです。
ただ、ちょっと個性的なため、輸出はあまりされてなかったワインなのですが
才能のある造り手により、近年親しみやすい飲み口のシルヒャーもいくつか登場、
その流れで国外でも見る機会がチラホラ増えてきているようです。
とはいえ、日本ではまだ全然知られてませんけど。
試しに楽天市場で「シルヒャー」と検索したら
4アイテムしかヒットしませんでした。どマイナー。
csm_sauvignon-5_01_7496013e2a
シルヒャーの故郷、ヴェスト・シュタイヤーマーク州。
地中海の影響を受ける温暖な気候と、なだらかな丘陵地帯がつづくことから
「オーストリアのトスカーナ」と呼ばれてるそうです。
トスカーナかどうかはわかりませんが湿気はすくなさそう。もうそれだけで羨ましい。


csm_blauer_wildbacher__1280388956__5189_9afc162b43
そしてこれがシルヒャーに使う黒葡萄、ブラウアー・ヴィルトバッハー。
ブラウフレンキッシュとブラウアー・ポルチュギーザーの交配により
20世紀初頭に誕生した品種です。
ワインはややワイルドな風味と濃い色調となります。


ライテラーは、シルヒャーを国際市場に広く紹介する生産者のひとり。
当主クリスティアン・ライテラー氏はブドウの成熟を待ち、
できる限り収穫を遅めることで、酸が突出しない、
バランスのとれたワインに落とし込むことに成功しています。

酸はバキバキだが飲みにくくはない。むしろ飲みやす!

この「シルヒャー フリッツァンテ」は、弱発砲性に仕上げたもの。
クリスティアン曰くこのフリッツァンテは
「ヴェスト・シュタイヤーマークからプロセッコへの回答」。
かっこいいかよ…
複数畑から、最初に収穫したブドウで造られます。
収穫後、除梗し優しくプレス機にかけ、色と風味の抽出のため
コールドマセレーション(8℃以下)をプレス機の中で行います。
期間は果実の状態により、10~15時間、最長で20時間ほど。
その後、アルコール発酵を行い、二次発酵はシャルマ方式で行います。
残糖度8.0g/L、総酸度8.0g/L。

色はやや青みがかった、かなり濃いめのルビーピンク色。
結構色濃い。シルヒャーの特徴です。
穏やかで、程よく口のなかを刺激する泡立ち。
ザクロ、ワイルドベリー、シダ類、スミレ、山椒、高麗人参の香り。
どこかこうピリッとくる、東洋のスパイスのようなニュアンスがありますね。

とっても溌剌としたアタック。
確かに、鋭く伸びる酸が味わいの中心にあります。直線的でシャープ。
第一印象は「おお、酸効いてんなぁ」です。クリスプ!ってやつです。
しかし、このワインは作り手さんが「プロセッコへの回答」と話す通り、
プロセッコ的仕上げ、わずかに甘みを残すという仕上げをしてるので
潜在的な甘みが酸の鋭さをコーティングしてくれています。
酸が「飲みづらさ」につながることはありません。
酸っぱいけど美味い。酸っぱ美味ワインです。

そしてほろ苦さもちょっとあります。
茎とかではなく、漢方的というか、乾燥した根っこを思わせる苦みですね。
それが味わい中にほんのりと現れておりアクセントになってます。

料理はハムやサラミのほか、エビとアボカドのカナッペ、
餃子、チャーシュー、エビチリとかといけそうですね。
中華食べたいです中華。
8DD4619E-8F39-46FC-A8A5-2BCB869D99C9
飲みにくいどころかスイスイ飲めちゃう系。
アルコール度数11%とはいえ飲みすぎ注意です(一晩でこれ)

2018/8/12 残って色々のつぶやき

お盆ですね。
当店は変わらず月曜日のみ定休日を頂きながら、通常営業致します。
今日は、ACワイン吉留です。

PC入替準備のため、閉店後に事務的な仕事を色々やりつつ、
色々試飲をしつつ、の毎度平常運転中であります。
これ、フェイスブックに反映され無かったら、同じ内容やるのか。
うむむ。なんかつかいにくいなあ。
やり方考えた方がいいのかなあ。


73C8B479-7A83-4AB2-8917-191F753F429B

しかし、今ロットのミニエールの情報の多さと言ったら、もう。
なんか凄過ぎて、判りにくい、というレベルまで来てます。
これ、ジャック・セロスに影響受けて、とかそういう括りをとうに越したレベルです。


6F2417A5-F139-410E-A491-0F81A3471D01
陳列場所の問題でまだ正式に御紹介してませんが、
ジュヴレ、だけでなくブルゴーニュを代表する名手(そしてお値段な)のジョセフ・ロティ。
そのピノ100%で最も安いレンジである、コトー・ブルギニョン。
更にVTGは2015ときたもんだ。
シルク・ベルベット。陳腐過ぎて今は使われない言葉ですが・・・敢えて言いましょう。
シルク・ベルベットであると。はあ、なんと美しい甘み。軽やかに動きを魅せるしなやかボディ。毛羽立ちの無さに溜息。簡単に言うと、うっとり。
御値段はマジ特価。

C33CB47F-39FD-4230-B0E1-F3D7B47653D9
しかし、最近のミニエールといったら、もう。ジャック・セロスの

てさっきやりましたか。そうですか。
まあ、お好きな方にはたまらんテイストでしょうね。このブリュットゼロは。




2018/03/08 準備万端?周年用ワイン、我慢できずに一部先行発射!

このところずっと40年程前のポップやらジャズやら掛かっておりましたACワイン。
2018年ですし、
4月には有難いことにお蔭様で10周年ですし、
春の足音が近づいてきましたし、
平成30年らしい曲にしようと考えまして、
This is Me のような新しい曲が流れております。
そう、THE GREATEST SHOWMAN ですね。

20180216204455心も踊りますね!そしてヒュー・ジャックマンのダメ男役は鉄板ですね!


当店は4月で開店して10周年を迎えることが出来ます。
御顔を見せて頂ける方、
お電話にてご注文頂ける方、
遠くよりメールにてご注文頂けるお客様、
お声がけ頂きます業務店の皆様、
辛抱強くお付き合い頂いております輸入業者の皆様、
本当に真面目に働いてくれるスタッフ。
当店に関わって頂ける、
全ての皆様の御蔭と深く感謝しております。
有難うございます。
これからも何卒宜しくお願い申し上げます。

ACワイン吉留


さて
毎年やっておりますが、今年も御客様への感謝を込めた還元企画を選考中。。。
当店はワインショップですので、やはりワインで勝負!させて頂きたいところです。
(私がイベント下手っていうのもあります。誰かイベント指南してもらえませんか・・・)
4月に企画品をずらららっと並べてしまいますと、
お客様も商品を絞れずに困る事があるかと思います。
御店の陳列的にも困ります。
そして、我慢下手な私の性格と合わせて、
前倒しで3月から始めちゃいたい・・・!という感じです。



具体的には、以下の様な企画になる予定(予定かよ)です。
一部既メールマガジンと順番も内容も被っておりますが、御容赦ください。
あくまで大まかな内容ですので、詳しい説明はメールマガジンにて随時お伝えします。
宜しくお願いします。

10周年特別アイテム

企画内容項目別 (価格は全部税抜きです。正式なタイトルは下にどうぞ。)

1) 本数限定特別企画

2) 本数限定特別企画デイリー編

3) グラス特価!

4) 08ヴィンテージ

5) 良B品?

 

骨子だけぬくと味気ないですね。それでは出来るだけ写真も交えつつ、
大雑把におおらかにいってみましょう!

 

1)お値段高くなっちゃってちょっと腰が引け気味なワインを頑張って下げるので、もう一度この際飲んでみないか。(長い)*このシリーズはアイテムを変えつつ4月まで続けます

 

フランス / ブルゴーニュ 

3/8シャトーフュイッセ

白)マコン ヴィラージュ2015 1980円 希望小売2700円 

プイィフュイッセの地を著名にせしめた立役者。2015らしい健康果実・マコンらしいボリュームと蜜。この生産者らしいフィニッシュのカルシウム的ミネラル。見直した!(失礼)

 0E8D65BF-2436-4CE0-8217-C41301B783DB

3/8ミシェル・ラファルジュ

赤)ブルゴーニュ・パストゥグラン レクセプション2015 2380円 希望小売3300円 限定12

赤)ブルゴーニュピノワール 2014 2980円 希望小売4000円 限定12

ヴォルネイの代表的生産者。パスグラは混植・樹齢90年超と気の狂ったスペック。ピノはまさにプティ・ヴォルネイ的しなやかさ。

 7CC32B46-B989-4F01-9376-64144881E56E
E4BCF288-ADE0-42BD-83A6-298171D3D37B

フランス / ロワール

3/1カイユブルダン 

白)プイィ・フュメ ボワフルーリー2015 2380円 希望小売3300円 限定12

このAOCの人気ドメーヌのスタンダード。なんか懐かしいよ、この価格。

 

フランス / シャンパーニュ

4/1シャピュイ

泡)カルトノワール ブリュット トラディションNV 2850円 希望小売4500円 限定12

泡)カルトヴェルト ブランドブラン NV 3800円 希望小売5960円 限定6

シャンパーニュを気軽に楽しめるって、こんぐらいの価格ですよね。

 

イタリア / ヴェネト州

3/24ネグラール

赤)アマローネ・クラシコ 2013 税抜3331円 希望小売4800円 限定12

ヴェネトの有名にして高級酒・アマローネ。「3+3+3+110」周年価格・・・はい、つまんないですね、すいません。

 

 

2厳選したデイリーを更なる限定特価にてスーパーデイリーにしてみるとか、どうかな

 

フランス / ラングドック

4/1ピッチニーニ

白)ミネルヴォワ ブラン2016 1333円 希望小売1800円 限定12

南仏銘醸の白。爽やかで春野菜にばっちり。1+3+3+310・・・てもういいですか、そうですか。


4/1
シャトードセラム

赤)コルビエール2012 1333円 希望小売 1900円 限定48

コンディションの良い熟成南仏赤。後口良し。「10」周年価格。

 

スペイン / バレンシア

3/15トレ オリア

赤)グランレセルバ 2011 1190円 60本限定

赤)モナストレル2016 1090円 60本限定

グランレセルバでこの価格かよ!熟成感と若さ両方あるのが○。モナストレルはめちゃ軽やかで口当たりマイルド。ラベルのフラメンコダンサーのおじさん?がポイント??

 0773D4E4-B665-4C59-AC05-4C917CBCB344

3/21イザギレ

赤)モナスティル ド タラー NV(多分2015980円 希望小売1700円 170本限定

メーカーさんよりご厚意にて。適度な強さとバランスの赤。無敵のデイリーと言えます。

 53C287E3-4CE7-4071-A02F-B4DB1578CFF4

 

3)やっぱりグラスウエアが大事!ワインライフ充実の為に放出価格で行ってみよう!

グラスによる味わいの引き出し方(つまり性能)ってすごいんだなあ、と改めて理解できるもの。でもグラスは消耗品の癖に高い。。。じゃあせめてものすごく安く行こうじゃないの!という話です。グラスの性能によっては1000円台のワインでも恐ろしく味わいが変わるのでトライする価値はありますよ。つまり性能の良いグラスで飲むと、味わいが格段に変わります。(長い)

4/1~ 
詳しくは大分長いので詳しくはメルマガにて御連絡します。

     普段使いの為のワイングラス

 

     ワインの潜在能力を引き出すナイスなワイングラス


     ここぞのグラス。熟練職人による究極のハンドメイドグラス。サイズはでかいが、個人的にはザルト(世界で最も評価の高いグラスの一つ。パーカー氏もお気に入り)より、こっちが使い勝手が良い。背も低め。

 

 

4)開店記念年2008にちなんで08のヴィンテージとか・・どう?なんかこじつけというか洒落ですが、中身は良いので、チャレンジしても良いと思われます。当然の如く特別価格&本数限定です。(*こちらも随時追加していきます)

4/1~フランス/ブルゴーニュ

赤)カミュ マゾワイエール・シャンベルタン2008 5980円 8本限定

赤)

ジュヴレの村長さん。熟成グランクリュをこの価格で!(ありきたりな文言)

 

4/1~フランス/シャンパーニュ

シャピュイ

泡)キュヴェ プレステージ リヴレーノワール2008 5320円 希望小売8500円 限定4

シャピュイのトップキュヴェ。「10」周年価格です。はい。

 

5)厳選したおした良B品もどう?

もうやりました・・・完売しました・・・・引き続き何か探してます。




という内容になっております。
3月の残りと4月からも引き続き宜しくお願い申し上げます。

2017/12/25 今年のヘビロテ白い3連星

12月も知らぬ間に過ぎていき、
気づけば2017年もそろそろ終わりの雰囲気が
近づいてきた感じです。
先週末にはいつものお客様含め、沢山ご来店頂きまして誠に有難うございました。
何せ狭い店内、ばたばたしてしまったこと、お詫び申し上げます。

(ただ街中の様子含めて、なんかいつもよりクリスマスっぽい浮かれ盛り上がりが見られないなあ・・・とか思ってました。
あ、そうだ、お店のスタッフによるプロサンタ・プロトナカイ以外、
街中でフリーサンタ・フリートナカイの方々が見られなかったのも象徴的でしたね。)

本日の街中は打って変わって静かな様相です。
そして福袋的な企画の準備をなんとかやり遂げて、
新商品の仕入とその準備を始める・・・のではなく、記事をアップしようとしているのは逃避なのか。
頭がうまく切り替わらないのか。どうなのか。
とはいってもあと一週間、年末年始に向けてしっかりと準備していきたいです。
皆さん、今日は。吉留です。
長いな。(これまで何回も書き変えていますのでおかしな部分がありますが、ご容赦ください)

2017年最もヘビロテしたBGMといえば
何と言ってもラ・ラ・ランドのサントラ。
34387631_82974例のシーンの靴履き替えた直後ですね

都合1100回以上流していた計算(営業時間と再生分数で割ってみた)になります。
恐らく武蔵野市吉祥寺本町で最も流されていたのでは、と自負しています。
ま、今日も流してますが。
愛しすぎだろう。

そんな当店で(どんなだ)、2017年最も熱い御支持を頂戴した白がこちらの3傑。
さながら白い3連星です。
某〇ンダムを思い出した方、勿論正解です。
此方の3連星だけで9月以降だけで380本ほど販売しています。こりゃ凄い。

9FCF2819-DD6F-456F-A678-DEBCD9553814
イタリア・ヴェネト州のクストーザの盟主、ゴルゴによる上級品。
ガルガネガは勿論、この州では珍しいリースリングなども使用し、
さらに一部遅摘み葡萄を持ちいた、柔らかな白桃、熟れた洋梨のようなとろみのある口当たり。
しかしフィニッシュは軽やかにほどけていく、実に2016らしい自然な足取りの軽さが心地よい。


C16231C9-9EF1-4364-8EE1-D66AB0595DEF

これまでの残糖感あるスタイルとは全然違う、肉がそぎ落ちたタイトな、しかし筋密度が上がりまくった「剛」のリースリング。更にどこまでも澄み渡る、瑞々瑞々しい透明感は美しいの一言。曇りのない長い余韻。

A2671247-015F-49E3-B28F-8147BC6F6E17
これまたヴェルディッキオの世間的な典型イメージかどうかは別として、レモン・ライムのイントロから雑味を抜き去った白桃のミッドにつながっていき、レモングラス・スライスアーモンドのフィニッシュへ軽やかに流れていく。まずもって透明度の高さにおどろきます。2016からくる要素も多いと思いますが、ステンレスタンク製でクリーンなのに、フルーツの凝縮度の御蔭で満足感超高い。

当店は通常のお店よりも白の出る比率がかなり多い、
ワイン屋としては珍しい特性を持っております。
しかも当店は品質を工夫して追い求めた珠玉の1000円台が多いため、
2000円台のものというのは、どうしても動きが鈍ります。
どれだけ中身がすごくても、です。
そのどんだけ中身がすごくとも、の中で、絶対すごいんです、と
価格を超えて、力を込めて
ご紹介出来てしまうのがこちらなんです。
当店も専門業者さんの温かいお力添えのおかげで秀逸なイタリアが増えてきました。
それはお買い求め頂きましたお客様からの
「これ、すごかった!」
の熱量をダイレクトに感じる、
いまだにヘビロテを続ける頼もしい御三方です。
勿論、この勢いのまま行きたいところですが、
この中でオーストリアの雄、フレッド・ロイマーのリースリング100%のスタンダードライン、
レンツ2016だけが残り16本前後で国内から無くなってしまう、という点だけ改めて御案内が必要かと思いまして。(すいません、今完売しました・・・)
やはり、品質を重視した結果、生産量が犠牲になったか・・・。
在庫は残り少ないです。ファンの皆様、ご注意を。

と、いうわけで2017年ももう少し続きますが、
又新年向けに色々新商品も出て来る予定であります。
又続報も発信していきたいと思います。
2018年も宜しくお願い致します!


2017/07/5 試飲会の心象風景

こんにちは・・・・。
吉留です。。。

もやもやもやもや。


昨日、とある試飲会に参加させて頂き、新作候補探しと勉強に行って参りました。
会場は千代田区の大きなホテル。


ある国限定の試飲会です。
20170706その2


とても盛況です。
20170706

しかも、生産者さん達が来場され、内容も濃かったのです。
知らないワインも半分ほど。

20170706その3

もんのすごく、もんのすごく美味しいワインばかり。
ピュアーな果実味。滑らかなタンニン。透明感のあるアルコール。極めて自然な、美しいフィニッシュ。
状態が良い。
凄く良い。


しかし

しかし、

良すぎるのだ。



不安を覚えてバックラベルを見ると輸入社証(所謂裏ラベル)がどれにもない。
ほぼ確信しながら聞いてみると、案の定の一言。
「空輸によるメーカーサンプルです。」


そーだよな~~~~~~~~~~~~~~~。
そりゃ~~そーだろ~~~~~~~~~~~~~~~~さ。

半分以上は日本に結構昔から来てて、既に味わいを良く知っているものもあります。
が、
完全に別物。
これって、試飲会で飲んだものとコンディションの違いによって味わいが大きくかけ離れた、有体に言うと、「違う」ものを販売しているということになるのでは。。。
なんか、どうなんだろう。
それって。

いや、判ってるんですよ。
ワインは変化してくものだし、販売しているボトルの中身そのものを、試飲したときの物と同じにしなさい、とは思わないです。
そもそもボトル毎にコンディションの違いだってあるんだし。
「試飲サンプルを持ってきてもらえるから、品質を良く見せよう」なんて、
こういった合同試飲会といったシチュエーションで、インポーターさんがそんなこと考えているとも思えないし。

しかし、
ほぼノーダメージのものを飲ませることによって、
「これらのワインは既に日本に輸入されてます。実際こういう味わいです」
とミスリードしてしまう様な行為に、結果としてなってしまっている、という点はどうなんでしょうか。

この試飲会を計画された方は、試飲会場にいらっしゃる方が
「ワインのコンディションと輸送の関係性」
に対して、鈍感、またはこんなのが日本で飲めるんだ!という素直に思ってしまう、とっても純情な方が多い、とでも思ってるのでしょうか。
企画した人の方が輸送・コンディション・販売、という部分にとっても純情な感じです。


ま、元々はこんなに綺麗なんだ!
輸送って本当に大事だし、大変なんだなあ、と何十回目かの再確認できた事は良かったですし、
状態の良い、美味しいポルトガルワインを飲んだ(試す意味がほぼ無い為、飲んだ。)のは有難い機会でした。
未輸入のワインも幾つかあったので、輸入したいなあ。ほんとはそれがメインなんでしょうが。

なんかもやもや。もやもや2
美味しかったし、良かった!・・・・・・・良かったんだ・・・。




余談ですが、
そういえば、最近聞きますね。
日本の在庫ではない、
恐ろしくコンディションの良い空輸メーカーサンプルで試飲をさせ、
予約受注とっちゃって、実際には「違う」ワインを販売する処とか。
そういう明確な意図を持っている時に、私たちは「掴ませる・掴まされた」と呼んでいます。
もやもや。


なんかもやもやし続けるのも嫌なので、夏だしさっぱりするアイスの写真でも。

ステイサムこれでサッパリ?もっさり?










3/24「新着あれこれの御紹介」

今日は、吉留です。
 
LA LA LANDのサントラが余りにもヘビーローテーションし過ぎて、
脳が少し胃もたれしてきたところで今度は セッション(whiplash) のサントラが一日中流れておりますACワインです。監督繋がりです。
賛否両論が巻き起こる、ということは、それだけ関心を持たれている、ということの証左であります。愛の反対は無関心。

いや、映画の話はいいんです。
 
現在ACワインには春先に相応しい
面白いオーストリアが入荷しております。

オーストリアのニーダーエステライヒより僅か6haのワイナリー、
ヴィーターシュタインによるラインナップです。
ワインの醸造を娘のビルギット、母親のグレーテは蒸留酒を生産している女性によるワイナリー&蒸留所です。
その60%が黒葡萄、残りが白葡萄で認証はとっておりませんがビオロジックにて葡萄を栽培。
味わいは柔らかく、赤白ともに果実味たっぷりの女性らしいワインを産出しております。
とメーカー資料にあります。
・・・・・・・何処をどうとって女性らしい、という突っ込みもあるかもしれません。
もう少し詳しく書来ます。
1アイテムに限らず、全てのラインナップに共通する特徴です。
 
果実味が強すぎず、しかし目は十二分に詰まった、まろやかさと集中力、口当たりのシルキーさ。
酸もはっきりとありますが、攻撃的ではなく、繊細なミネラルと共に全体を支えている、優しい酸です。
かといって決して品種的な特徴を覆う感じでなく、むしろ赤白共に明確な品種個性を際立たせているのが面白い。
自分の子供・又はパートナーに対して
身だしなみに気を付け、どこに出しても恥ずかしくない教養を教え込み、近づきすぎずもそばで支え、個性も尊重してあげる、ような
イメージでしょうか。
私は男なので、女性に何かしてもらう視点で考えるのが、実に「息子っぽい」と思います。
て、私のことはどうでもいいんです。

赤は
EIN TRAUM 2012 アイントラウム 税抜2680円 希望小売3880円

20170316

名前の意は one Dream。
当店らしからぬ実にメルフェンなそのお姿。
一枚の絵をボトルにプリントしています。
誰もが持っている夢を彼女の理解において表現したもの、ということらしいです。
お店で「夢」をください!という注文ができるのも素敵だ、というお考えもあるとか。

穏やかな薔薇の香り、プラム・チェリーを湛えた果実感も実にスムース。
熟れた野菜を思わせる甘味と爽やかなベリーの酸が落ち着きを骨格に与え、タンニンは緻密で滑らかで程よい甘味を想起させるほど。
フィニッシュに溶け合った様々なフルーツの存在を感じます。

なんか混ざってる感満載+程よい熟成をしている予感。樽感はあまりありませんね・・・・
気になる品種はツヴァイゲルト40%ピノノワール40(!)ブラウフレンキッシュ20%
・・・確かに混ざってますね。
樹齢は全て10年前後と若いですが、品種の特徴を鋭角的と言っていいほど際立たせてるのが上手いところ。29ヶ月間、古い大樽にて熟成したあとに瓶詰め後リリース。
2012年と充分に熟成はしておりますが、それぞれの特性が慣れ合い過ぎて一体化しているわけではなく、未だ若さを保ち、独立している印象。
フレッシュさ、と単純に言うのではなく、張りのある生命力を保ちながらも、こなれた様子があります。
お互いの距離感が良い、とでも言えばいいんでしょうか。
知性と理性をもつ大人の女性でありながら、品よくチャーミング。

入荷後飲み試飲し直して、やっぱり非常に良いので慌てて追加!
したらなんとメーカー在庫は完売とな。
元々120本しか日本に入荷していないんだそうです。
そーゆーことは早く言ってくれ。
24本当店に入荷した内、店頭でまだ何本か残っております。
御興味ある方 、是非、夢を手に取ってみて下さい。


白は
PRIMA DONNA 2015 プリマ ドンナ 税抜1850円 希望小売2890円

20170327

これまたフェミニンなエチケット。見た目だけでなく、液体にもくっきりとしたグリーンノート(緑色の色調)が。品種はゲルバー ムスカテラー100%。まあ、マスカットです。
*先日スタッフがこの品種を色々調べていたら〇ィキペディア(あんまり信用ならないこともあるみたいですが)にも載っていました。御時間ある方はお調べください。ちょっと面白いぐらい、同義語がありました。

確かにマスカットの爽やかな甘みを想起させる、しかしくどくない香りが立ち上ります。シトラス・エルダーフラワーなども。
しかし、口に含んでみると雑味を排除したクリーンなシトラスピール、硬めの梨、びしっとした辛口。後口にピールや山菜に合いそうなほろ苦さがくっきりと際立っています。
かといって無理やり辛口にした時に生まれるアルコールの浮きもありません。
この品種でここまで無理のない辛口に仕立てあげるとは。
アスパラ・山菜などこれからの御料理にマッチング確実です。
これもさっき確認したら、メーカー在庫の動きが活発の様で、ある程度の在庫を確保しておかねば、と決意した次第です。

良い仕事するなあ、と感心しきりです。

心情的に合うものを表情で表したものを貼っておきます。

スクリーンショット (49)いいよね!

スクリーンショット (48)いいぞ!

なんでフェミニンなワインにこの顔面か、という方は
書いてる人間が元男の子、ということで御勘弁下さい。
気分です。








 

3/23 「新着品あれこれと日々の様子」

今日は、吉留です。
このところ「LA・LA・LAND」のサントラがノンストップでず~~~っと掛かっておりますACワインです。

 そんな当店もこのところ益々商品が入ってきておりまして、出し切れていないアイテムも多々あります。
20170316その7一杯入荷しているのです。

当店では有りがたいことに通年白ワインのみをお召し上がりになる方も多数いらっしゃいます。
春先ということもあり、白のバリエーションも増やそう。
良い新商品一杯来てるしな!
ということで後先考えずに入れた結果、棚はこんな感じに。

20170316その10ぱっつんぱっつん。満員電車状態。

その中でも
超出来の良いイタリア軍団がやってきており、多大なるご支持を頂戴しております。
20170316その3グリーンシトラス、イエローシトラス、ライチ、ピーチ、アプリコットなどまさに香りのフルーツバスケット状態のオーガニック辛口白が来たり(そして多分もうすぐ一時欠品したり)
20170316その11海が近い・・・どころか数メートルな勢いのシチリア白もきたりしてます。多産性品種で凝縮しにくいイメージのグリッロが瑞瑞瑞瑞々しい白桃になっており、後口は塩アーモンド。
20170316その5更にイタリア半島の踵、プーリア州にあって素晴らしくエレガンテ、雑味を排除しきった美しいワインを産出するテヌーテ・ルビーノの白、その最新VTGが来たり、
20170316その12アマローネの名手、チェザーリによる赤の特価品もだいぶ御好評頂いております。リパッソ(アマローネの為に使用した葡萄を2次利用した、葡萄の2番出汁的な手法。)のワインとしてはかなり後口優しく、口当たりスムース。まったくざらざらしてません。口中での干し葡萄感も顕在ですが、本体は勿論陰干ししているわけではないので度数は13.5と低め。飲み易いです。

とかとかイタリアをやっていたら
20170316その19新着のフランスなども試飲しながら導入を検討・・・
からの
既に入っております。はい。
20170316その9シャブリ2大生産者(ラヴノーとルネ・ドーヴィザ)に比肩する若手生産者の一人、モロー・ノーデの新VTG2015。当主ステファンが陣頭指揮を取った最後のVTGとなります。曇りの無いフルーツの存在感と背筋を伸ばすスレンダーな酸、口中に根を張る様なミネラルはこの年も健在です。無論優良コンディションです。
モロー・ノーデ シャブリ2015  税抜3480円

そして同じく2大生産者に匹敵する評価を獲得している、もう御一方がこちら。
20170316その16蝋栓でちょっと開けにくいのも御愛嬌、パトリック・ピウズのシャブリ 「テロワール・ド・シャブリ」2015です。
例年よりもよりまろやかな口当たりに仕上がりながら、鋭いミネラルが存在感を示します。
こちらも状態良好で安心です。

ほぼ完売してしまってますが
20170316その8こんな1級畑となんと特級畑・ヴァルミュールまで来てました。
一級の目の詰まり方と野太い酸、固体を思わせる超ド迫力のミネラルに圧倒!されます(飲んだ)・・・されました。

その他のブルゴーニュもちょこちょこ入荷しております。
20170316その22011とちょい熟成の村名レンジ。ブルゴーニュで2番目に大きいネゴシアン兼ドメーヌが造りだす、ジューシィベリーのピノ、その特価品。
とか、
20170216大ドメーヌ、ベルトラン・アンブロワーズの村名白。過去には某超有名スーパーソムリエが、ブラインドテイスティングの際に、このドメーヌのサントーバンをシャサーニュモンラッシェの1級と間違えたという逸話があるほど白の名手としても知られています。そして、「ボーヌ」でなく、「ニュイ」の白です。カリカリの香ばしさとバタリーなリッチさをもつ、熟成品です。

そんなこんなを繰り返しながら、早くも3月も終わりにさしかかろうかという時の流れの早さ。
高速道路で謳い踊りだす感じを目指しながら仕事をしております。
ララランド


皆様も同じだと思うのですが、
私的に一番ツボに入ったのは
スクリーンショット (46)この手のポーズです。

4月は当店の開店記念(自分で言うことではないですが)月です。
来月頭から、御愛顧頂いております皆様に還元セール的な事を御提案しようかと目論んでおります。
乞うご期待であります。




 

再臨!素敵に甘酸っぱいオーストリア辺境の微発泡ロゼ:ちょっと詳細版

今日は、吉留です。
メルマガにも掲載しておりますが、ACワインとして夏の定番にお勧めしたい、
素敵な微発泡ワインが新VTG2015となって再入荷しております!
あまりにも面白美味しいのでしつこくブログでも御紹介したく、
メルマガの文章に加筆して改めてここに御紹介します。


ライテラー ≪オーストリア 西シュタイヤーマーク地方≫

シルヒャー フリッツァンテ 2015 
2000(税抜)
  2160(税込)  希望小売価格 3000
20160709その3左の方です。もう何だかムースのような泡が素敵すぎます。


「シルヒャー」とは、オーストリア、西シュタイヤーマーク地方で作られるロゼワインの総称。

オーストリア全栽培面積中1%しか栽培されていないマイナーな品種「ブラウアー・ヴィルトバッハー」のみで造られるこのロゼはそのはっきりとした酸味が特徴といわれておりまして、
その酸味のインパクトはなんと世界一とも言われているそうです。世界一って。言い切りますね。

ブラウアーヴィルトバッハー
Blauer(Blue) Wild(wild)bacher の名前通り、無茶苦茶果皮の色素が青いようです。オーストリアでも最古の品種の一つで、野生の葡萄に近いそうです。


因みにこちらの西シュタイヤーマークではこの葡萄の作付面積は75%と圧倒的シェアを誇ります。でも国全体だと1%以下なのね・・・。
スクリーンショット (29)
ライテラーは葉っぱのマークのところ)


地元の西シュタイヤーマーク地方では昔から、ワイン自体の酸が強い為、塩気や脂の多い料理と一緒に飲むワインとしてワイン居酒屋(ブッシェンシャンクと言うそうです。宿泊施設付きで簡素な食事と自家製ワインを出す)で親しまれる「ザ・庶民のお酒」的な立ち位置だったそうです。


その居酒屋に泊まっていた客はその自家製ワイン以外の選択肢がない為(伝統的にはコーヒーもビールも出さないそうです)、質の向上を追求する必要が無かったというのはなんとなくわかります。
それで昔からシルヒャーなんてプロに出すものじゃない、と呼ばれるような扱いを受けていたのがシルヒャーの立ち位置だったようです。
元々、ブッシェンシャンクありきのお酒だったんですね。

ところが
最近になって、醸造技術の発展と才能のある造り手達の出現により、そのイメージが覆されつつあります。
ブッシェンシャンクを持たない、ワイン専業農家がシルヒャーを造りはじめます。

この生産者ライテラーもそのひとりです。

ライテラー・ワイナリーは、この地を代表するシルヒャーとゼクト(オーストリアにおける発泡ワインの名称)のリーディング・プロデューサー。

彼らがその長い歴史によって培ってきたブラウアー・ヴィルトバッハーの栽培方法&醸造技術、

例えば、それぞれ特徴的な畑のスタイルに合わせた収量制限、的確な収穫時期の見極め、

厳密な選果、温度管理、発酵前後の状態の見極め、などを駆使し、今までにないシルヒャーを生み出してます。

元々の特徴である溌剌とした酸味だけでなく果実味やミネラルも持つという、

シルヒャーとしての個性も残しつつ、ワインとしての完成度も高めてしまったもの。

完璧を追い求め、美しく研磨されたそのスタイルは、

シルヒャーのトップ生産者としての地位を確固たるものに押し上げています。

 

そんな彼ら自慢のシルヒャーを、なんと微発泡タイプに仕上げてしまったのがこちら「シルヒャー フリッツァンテ」です。

普通、シルヒャーを微発泡になんて仕上げません。ただでさえ強い酸味がさらに際立ってしまいますから。

やや濃いめ、むしろわずかにルビーがかったといっていいくらいピンクの色調。

シルヒャーはもともと色が濃いめのロゼワインですが、ライテラーもそれは同じですね。
この強い色調は発酵「前」のスキンコンタクト(破砕後プレスする前に果皮を果汁に浸して、果皮の成分を果汁に浸透させる)から生まれるそうで、上記の大分強烈な皮の色からすると納得です。
 

ザクロ、野イチゴ、シダ類の香り。フレッシュな果実感が軽やかな泡とともに流れ込んできます。

とっても溌剌としたアタック。酸味は確かに強いんですが、意外なことにそんなに「酸っぱく」感じません。

これは果実味が十分にあるから。
酸味と甘味のバランスがとれているんですね。

やや植物的なニュアンスを残した風味。とくに口中香に、スイカ的な要素を感じます。

ウリを思わせる青みと、黒い種のほろ苦味、そして、それに負けないフルーツの、瑞々しさをたたえたコクと鮮烈なミネラル。

完全にスイカです。夏に飲みたい「大人の飲むスイカ」。

スイカバー
違った。

西瓜

こんなイメージです。

最近は大人のラムネ的なワインも
http://acwine.doorblog.jp/archives/51949221.html
販売してましたが、こちらも夏祭り的要素を多分に含んだ、大人の○○シリーズの一つ。

 

王道で塩っぽい、脂っぽい料理とともに楽しんでも無論よしですが、
飲みながらだべって試飲しながら合う料理を話し合った結果、
AC
ワイン的にはこの時期冷やし中華と合わせたいですね。



ここからは蛇足。というか連想です。
そういえば思い出した、とかではないです。
このエントリを書きながら
西シュタイヤーマルクにおけるブッシェンシャンクとシルヒャーの関係性とよく似た、
しかしよりメジャーな、
ウィーンにおけるホイリゲとゲミシュター・サッツのことを思い出しました。
品質の上昇、ワイン界における認知度の上昇パターンも似ています。
さらにホイリゲと言えば、オーストリアの新酒の名前でもあるホイリゲも近頃日本で見るようになっておりますが、当店では価格と品質のバランスから取扱いを見送っておりました。
オーストリアの新酒・しかも空輸ということで値段が見合えばやってみたくはあったのですが。
ボージョレ・ヌーヴォーと同じで妙に高いですもんね・・・。

ひょっとしたら今年扱えるかも。
一定の確率で扱える可能性が出てきましたので一応こちらで予告です。

解禁日は11月11日。聖マルティヌスの日、収穫祭の日だそうです。
こちらも今から楽しみです。

元々コンディションが良く、当店の考える美味しいワインであれば
国・産地・品種・VTG関係なく扱うのがモットーのACワイン。
今年後半戦も節操なくいきます。 

日本の夏と戦う貴方に。微発泡が効くポルトガル産辛口白。

image
生産地:ポルトガル ミーニョ地方
生産者:テラス・ド・ミーニョ

ヴィーニョ・ヴェルデ 2014
税抜価格  1,270円

今週は近畿地方が梅雨入りしたそうですね。
来週にはここ関東も梅雨入り宣言がなされるでしょう。
今年もまた、あの手強い湿気と格闘する日々がやってくるわけですが、
そんな日本の夏と戦う我々に心強い味方、
当店での夏の風物詩ともいえる爽やかアイテムがやってきました。


身体に染み入るような味わいのボルトガル産、
微発泡辛口ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」が今年も入荷です。


「ヴィーニョ・ヴェルデ」とはポルトガル語で「緑のワイン」、

「若々しいワイン」を意味するもので、
ポルトガル北部ミーニョ地方にて伝統的につくられるワインの総称です。
ポルトガル北部のミーニョを中心とした北と東は山々、西は暖流に囲まれ、
夏涼しく冬暖かい恵まれた気候のもと、
花崗岩土壌から、新鮮でフルーティなワインが生み出されます。
 


微発泡仕上げ、爽やかな風味とフレッシュな酸味がこの銘柄のキャラクター。

プチプチと口の中で弾ける心地よい泡と青リンゴ・ライムのフレッシュな風味は
気温の高いこの時期に最適。
アルコール度数も
10%前後と、
通常の白ワインよりも2~3
%程低くなっているので、
強いアルコールが苦手な方にもお勧めできる、人好きのするスタイルです。


さて、いまや国際的に人気が出てきているこの「ヴィーニョ・ヴェルデ」、
やっぱり数多くの生産者がリリースしているのですが、

その中で特にナチュラルで誠実なつくりを志向している生産者がこの「テラス・ド・ミーニョ」。

 

青リンゴ、完熟グレープフルーツ、メロンのような瑞々しい香りにハーブのニュアンスも加わります。

溌剌とした酸と微発泡のプチプチとした口当たりは爽やかなヴィーニョ・ヴェルデそのものですが、

わずかに甘みさえ感じるほど果実のパワーがあるため、
爽やかさだけでは終わらないのがこの銘柄の秀逸な点です。

加えてこのワインを輸入してくださっているインポーターさんの輸送コンディションも秀逸なため
アルコール自体も健全、なのでほろ苦さを伴った後口に至るまでフレッシュな爽やかさが持続します。

ヴィーニョ・ヴェルデって、結構ド派手なラベルが貼られていることが多いんですが
ここのラベルは割と地味。余計なもののない
ラベルデザイン通りの、ナチュラルな微発泡ワインです。


 

よりマイルドに。半年ぶり抜栓のロイマー・上級ロゼ。

image

ロゼ ランゲンロイス 2012
産地:オーストリア
生産者:フレッド・ロイマー
品種:ピノノワール、ツヴァイゲルト
2000円台中盤


我らがフレッド・ロイマーが仕込むロゼの上級レンジ。
半年ぶりに飲みましたがやはり良いワインですね。
前回よりも弱冠マイルドになった気が。

リンゴ、梅リキュール、グレープフルーツ、シダの香り。
ピノノワールとツヴァイゲルトのブレンドですが、現時点では
どちらかといえばピノノワールの性格が色濃く出ているようです。
余計な肉付きが一切ない、しかし不足分は全くないスマートなボディ。
酸味が口中に描く線がとても美しい。
温かみあるエキスの芯にあるのは細やかなミネラル。
ほろ苦さをもつ余韻は、やはりスペシャル。
ACワインのロゼ史上に残る余韻の長さです。

ちなみにこのアイテム、栓がコルクでもスクリューキャップではありません。
ガラス栓です。2003年に登場したヴィノロックという新しいワイン栓。image

熟成はするのか、とか、コストは、とか色々いわれていますが
現時点ではとりあえず
カッコいい。それに尽きます。
あと、このヴィノロック、同じブルゴーニュ型の
ワインボトルに付け替えが可能です。

image
フレッド・ロイマーのアイコンである豊穣の妖精が刻印されています。
後ろに写ってるのはオーナーの背中です。

新入荷ちょっとお知らせ:オーストリア

f918d87f.jpg
3b1ddc71.jpg
8f026907.jpg
現代オーストリアで最も入手困難なワインメーカー、シーファー珠玉のワイン群入荷しました。
怯むような価格に全く劣らないどころか安いと思えてしまう驚愕のクオリティ。
その美学を反映した独特過ぎるスタイルと作るワイン全てが1年前の予約で完売してしまう程の人気。
国内外で「オーストリアのドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ」と称賛されているのもむべなるかな。
先ずはブルゴーニュの村名ワインに匹敵するほどのブラウフレンキッシュ100%の赤からどうぞ。
インポーターさんのご好意による特価でも3000円をちよっとだけ越えてしまいますが、美しいワインを求めてしまう方には必須アイテムと言えましょう。絶対後悔させませんから。
あとは白もほぼ同価格で有ります。複雑すぎてかなりキテレツな、ユニークな味わい。

そしてその白の上級レンジは此を作りたかったのか!
と膝を打たせる完成度。感情の振り幅度で言えば此方も一流処のブルゴーニュ村名クラスに軽々と匹敵します。
それ以上のレンジは日本に48本しか来てないのとちよっと高いので何かのタイミングでご紹介します。

あ、ずーっと欠品してた素敵甘口も入荷しております。

そしてそして
最近やけに入荷してるスペインも更なるラインナップが。
熟成したリオハの赤2004だの、ラマンチャの白2007だのデイリーから珍奇なものまで様々です。

・・・・ボルドーも来てます。

後は・・・・長くなるのでメルマガにてお知らせします。

ラベルリニューアル

今年初めに御紹介しましてその独特な外観から注目を集めたワインがラベルがリニューアルすることになりました。
権威主義に弓を引く匿名の集団による本当に美味しいデイリーワインをつくっていくプロジェクト「エイリアス(匿名)」
名前出し・顔出しをNGにした(出したら付加価値がつき値段が上ってしまうので)現役ワインメーカー達による気骨ある作品です。
c4ae05d9.jpg

以前の御紹介記事はこちらです。
http://acwine.doorblog.jp/archives/51870969.html

思いとスタンスがハッキリでた素晴らしいラベルでしたがこの度8人から減りました。そのラベルがこちらです。
えエイリアス新ラベル2
う~~ん。
ちょいと地味・・・寂しくなりましたね。
8人が3人になった理由は・・・。
以下、インポーターさんからのご説明です。

聞くに、5人は所属ワイナリーから注意を受けてしまい 顔出し(シルエットですが)を止め、
表向きは協力を控えるということになったようです。
直接的な関わりはなくなるようですが友情は厚く、 これからも、お手伝いはするようです。
ですので、品質はかわらない。安心しろ。とは、言われております。

う~~ん。
顔出しNGでも過ぎた考えは押しつぶすのでしょうか。他の理由もあるのかもしれませんが・・。

次回入荷よりシャルドネはこの3人ラベルになります。
メルローはしばらく8人態勢で継続。(在庫があります)
カベルネの8人ラベル、残り3ケースだけございます!VTGも進んでしまうことですし、御興味のある方は是非お試し下さい。

3月最後の新入荷アイテム御案内!

P1010097





































99年と程よく熟成したボルドーシュペリュール。1000円台最前半でお手軽に熟成を。

P1010098



























右岸最良年・98のポムロールとこれまた最優良年2001サンテミリオン。ワイン啓蒙貴族ネイペルグ伯爵自身の名を冠したその正体はカノンラガフリエールのセカンド。艶っ艶の果実と12.5%の低アルコールが素敵。
P1010099





































熟成ボルドー軍団!


P1010100




























希望小売4000円超のトスカーナを2000円台で楽しめるメーカー協賛品。しかもトスカーナ最優良年2007.

P1010101



























熟成ブルゴーニュ。お手頃なグランオーディネールとここぞの1本・97年のサントネイ。

P1010102





































アルフォンスメロ最上級レンジのサンセールを特価にて。プティシャブリは3000円近いブツを1000円台にて御紹介。2012ってほんと悪かったのかな?と思わせる魂の1本。

P1010103



























これはさすがにお高いですが10000円ちょっとで行ける70年超と80年超の超絶熟成ヴァンドゥーナチュレル。
最近ボトリングされたため見た目でなく中身も若いです。

1月店休日のお知らせです。

年末年始の賑やかな空気から通常営業に戻っておりますACワインです。

今月の休日を告知させて頂きます。
ちょっと変則的であります。
1月のお休みは
6日(月)、14日(火 月曜日が祝日の為振替)、20日(月)、21日(火) 、27日(月)となります

21
()は研修旅行の為店休日とさせて頂きます。22()15時より開店致します。

御不便をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。






第2段

0442b901.jpg
やはりサンプル試飲。無論お金を出して納品しております。
漫画にも載られたとのお話な某稀少ワイン群。
異常に少ない香りを取った時点で頭痛。
不自然な捕酸。えぐみたっぷり。
こりゃ凄いですね。耳のつけ根が痛い。
全員嚥下出来ず。口に含んで出すだけなのにどんどん体が重くなってくる。
もー勘弁して。
扱えるわけない。
というか飲めるわけ無い。
幾ら生産量各1000本前後といえどもこの値段、この中身。
「今年開催の国産で権威ある品評会」で銅賞を沢山御取りになってらっしゃるこちらのラインナップ。
今の国産ワインてこんななのでしょうか。
やたら暗い気持ちになってきました。
う~~ん。とても残念。
試飲頂いたお客様、大変すいませんでした・・・・。

恐怖のティスティング

b8a7ad68.jpg
本日もサンプルをテイスティング。
先ずは白泡赤合わせて5種。
鉄の味。錆びた鉄の味。新しいネジの味。削られた鉄粉の香り。発泡スチロールの香り。
凡そワインの味ではない。香りではない。
口に含むことを身体が全身全霊で拒否しております。
此が南アフリカから日本に何万本も来ているとは。
こりゃワイン嫌い派の方々も健在なはず。
人が口にするのは極めて厳しい。
価格云々でなくこれを輸入決定した人がいることにむしろびっくりです。
スタッフ全員、たまたまいらしていたお客様共に香りの時点でほぼスタンディングダウンを取られ、口を湿して完全KO。
助けてー。

店舗情報

ACワイン

吉祥寺にある小さなワインショップです。

東京都武蔵野市
吉祥寺本町1-8-16 coppice FF B1
(吉祥寺駅北口から徒歩5分)

電話番号:0422-29-7461
営業時間:
火~金曜日 12:00~19:00
土・日曜・祝日 11:00~19:00

定休日:毎週月曜日
(祝日の場合は営業、
翌日が休日となります)

月別アーカイブ
記事検索
QRコード
QRコード
ワインの御注文フォーム
  • ライブドアブログ